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武経七書

56 武车士

六韜・犬韜「武車士篇」〜鋼鉄の戦姫たち

️六韜・犬韜「武車士篇」〜鋼鉄の戦姫たち

登場人物

  • 呂尚(太公望):軍略の師であり、甘く凛々しいお姉様。
  • 武王(姫発):幼き王。不安げで可憐ながら、学ぶ志はまっすぐ。
  • 太史編:やんちゃで賢い解説ロリちゃん。

本文:呂尚と姫発の兵法問答

武王(姫発)(小首をかしげて)「お姉様……戦車って、あんなに大きくて怖そうなのに、乗ってる方々はとても凛々しくて……。どうやって、ああいう戦士をお選びになるのかしら?」

呂尚(太公望)(にっこり微笑み、指を立てて)「ふふっ、それはとっても大事な質問ね♡ 戦車を操る者は、軍の“牙と爪”──だから、選び方は一切の妥協なし。基準は、これよ!」

姫発(ぱちぱちとお手を打って)「ぜひ教えてくださいませっ!」

呂尚(真剣な瞳で語る)「まず年齢は四十歳以下。若くてしなやか、そして──身長は七尺五寸以上。つまり、背が高くて堂々としていることが条件なの。ただの背伸びじゃダメ。走って疾駆する馬を追いかけられて、そのまま跳び乗れるくらいじゃないと」

姫発(きゃっ、と驚いた様子で)「と、跳び乗る……!? まるで武芸の達人のようですわ……」

呂尚(うなずいて続ける)「そうよ。それだけじゃないわ。戦車の上では、前後左右、さらには上下──あらゆる方向に機敏に対応できることが大切。さらに、旗を扱うのも戦車士の役目。部隊の指揮にも関わるの。それに……“八石”の弩を引ける腕力も要るわよ♡」

姫発(目を丸くして)「八石……!? それって、とっても強い弓ではございませんか?」

呂尚(笑ってうなずく)「そう♡ そして、その弩を前後左右すべての方向に正確に射られるよう、日々訓練を積んでるのよ。そういう人こそが、“武車士”──戦車の華にして、守護の刃」

姫発(うっとりと見つめて)「……まるで、鋼鉄の中に咲く花のよう……。わたくし、そんな戦士たち、とても尊敬いたしますわ♡」

呂尚(微笑みながら)「だからこそ、大切にしなきゃいけないの。彼らには相応の厚遇をして、その志と忠誠に報いないとね──それが王の責務よ、姫発ちゃん」

姫発(胸に手を当てて)「はい……! わたくし、忘れません。お姉様の教え、いつか王として……必ず!」

太史編のやさしい解説コラム

太史編(ぴょこっ!)「やっほー! 今回は《武車士》のお話だよ〜! 大きな戦車に乗って大活躍する精鋭戦士たちなのっ!」

  • 武車士って? 戦車部隊の主力で、戦車の上で戦う特別な兵士! 体力・俊敏性・弓の腕前、ぜんぶ兼ね備えてないと選ばれないよ!
  • どんな条件が必要?
    • 40歳以下!
    • 身長七尺五寸以上(約175cm〜180cm以上)
    • 馬を追いかけて乗れる機敏さ!
    • 強弓(八石)を射られる怪力!
    • 車上で旗を使って指揮もこなせるよ!
  • どう扱うべき? 太公望いわく、「厚遇すべし」! つまり、お給料や待遇も最高クラス! だって、最前線で命がけなんだもんっ。
  • まとめ 武車士とは──鋼鉄の馬に乗り、軍の最前線を駆け抜けるエリート戦士。その選抜基準も、育成も、すべてが厳しく尊い。ゆえにこそ、王は彼らを知り、敬い、支えることが肝要なのです。
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