春風がそよぐ庭園で、文王が優雅に扇を手に持つ。向かいには呂尚が、ちょっと緊張した顔で座っている。
文王「ねえ、呂尚。君主と臣民の礼って、いったいどうあるべきなのかしら? お教え願える?」
呂尚(一瞬目をそらしつつ、深呼吸して姿勢を正す)「はぁ…ったく、文王ったら真面目すぎ。あ、いや、御意にございます! 君主は民にちゃんと寄り添って、遠ざけちゃダメ。で、民は君主に隠し事なしでガチで尽くす。それが礼の基本っす…じゃなくて、ございます!」
文王(目を細めて微笑みつつ)「まあ…まるで天と地のような関係ね。美しい調和だわ」
呂尚(少し頬を染めて、真剣な眼差しで)「そ、その通りでございます。天が雨降らせて万物育て、地がそれをしっかり受け止めるみたいに。君主はみんなに恩をバーンと与えて、臣下はその徳に安心して従う。それで礼が成り立つんですよ」
文王「それじゃあ…君主としての務めって、具体的に何なのかしら?」
呂尚(少し考えて、落ち着いた声で)「安らぎと静けさをキープして、柔らかく政を進めること。欲とか捨てて、心はフラットに、物事は正しく処理する。それが君主の在り方でございます。…まぁ、簡単に言えば、優しくて強いリーダーって感じ?」
文王(感心したように頷き)「では、そんな君主はどうやって意見を聞くべきなのかしら? 教えてちょうだい」
呂尚(目をキリッとさせて)「軽々しく『オッケー!』とか言わないし、頑なに『NO!』って拒否もしない。なんでも受け入れたら自分の軸がブレるし、全部シャットアウトしたら民の声が届かなくなる。君主って、山みたいに高くて、深淵みたいに底が見えない存在じゃなきゃダメなんです。…わかります?」
文王(ため息をついて)「まあ…まるで神聖な徳そのものね。なんて崇高なのかしら」
呂尚(ちょっと得意げに微笑んで)「そーゆー清らかで正しい在り方こそ、天子にふさわしいってわけでございます。文王なら、きっとできるっしょ…じゃなくて、できますよね」
文王「それじゃあ、天下のすべてを見渡すにはどうすればいいのかしら?」
呂尚(穏やかに、でも力強く)「目はクリアに、耳は鋭く、心は賢く。民の目で一緒に見て、民の耳で聞いて、民の心で考えれば、ぜーんぶ分かるんです。だって、天下のことって民と繋がってるから。そーゆー感じで、四方から意見を集めて、正しく政を動かすんですよ」
文王(目を輝かせて)「なるほど…民と共に在ることで、すべてが明らかになるのね。なんて素晴らしい考えなのかしら!」
呂尚(ニヤッと笑って、少しギャル語が復活)「っし! 今日のあたし、めっちゃ真面目モードだったでしょ? でもさ、やっぱ民のためっしょ。民の声ガチで聞ける君主が、マジで“神レベル”って感じ♡」
文王(くすりと笑って)「ふふっ、最後にいつもの呂尚に戻っちゃったけど…それでも素敵よ。ありがとうね」
太史編「こんにちは〜! 太史編だよっ♡ 今回は《大礼篇》! 君主と民の“礼”について、超やさしく解説しちゃうよ!」