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武経七書

60 战步

六韜・犬韜「戦步篇」〜地に立つ者の誇りと備え

六韜・犬韜「戦步篇」〜地に立つ者の誇りと備え

登場人物

  • 呂尚(太公望):最後まで優しく導くギャルお姉様。全てを見通す戦の賢者。
  • 武王(姫発):幼き王。多くを学び、ここに一つの完成へと至る。
  • 太史編:明るく締めくくる解説ロリちゃん♡

本文:呂尚と姫発の兵法問答

姫発(静かに呟いて)「お姉様……いままで騎兵や戦車のことをたくさん教えていただきましたけれど……では、“歩兵”の戦いは、どうなっておりますの……?」

呂尚(静かに微笑んで)「ふふ……ついに来たわね、姫発ちゃん。歩兵こそ、軍の礎──最後に語るにふさわしい者たちよ」

姫発「礎……それはつまり、いちばん“地に近い”兵ということですの?」

呂尚「そう。“地に足がついている”ということは、動きが遅いぶん、崩れたら全体が壊れるってこと。だから歩兵は、いちばん堅く、いちばん備えていなきゃダメ」

姫発(こくりと頷き)「では、お姉様……もし歩兵が、車や騎兵と戦わねばならぬ時は……どうすればよろしいのでしょうか……?」

呂尚(少しだけ声を鋭くして)「そのときこそ、“地形”を使うの。丘陵や険阻、つまり高低差や障害物を利用して、長兵・強弩を前に、短兵・弱弩を後ろに並べ、交代しながら戦う──それが基本よ」

姫発「なるほど……交代しつつ、地に拠って耐えるのですね……。ですが、お姉様──」

呂尚「──ええ。“もし、丘も無く、隠れる場所も無い平地だったら”って言いたいんでしょ?」

姫発「は……はいっ……! それで、戦車と騎兵に左右と前後を挟まれてしまったら……もう、逃げ場などございません……!」

呂尚(真剣に語りながらも微笑んで)「でもね、備えあれば、必ず活路はあるの。敵が来ると見れば、行馬(移動式の障壁)や木の蒺藜を敷き、牛馬の部隊を盾とし、名付けて“四武衝陣”を築くのよ」

姫発(息をのんで)「し、四武衝陣……それは、まるで……移動要塞のような……!」

呂尚「そう。さらに周囲には“命籠”という五尺四方の壕を掘り、敵の突撃を封じる。その中で、壊れた車を壁として使い、動かせば前後移動、止めれば陣地になる。左右には強弩兵を配置して防ぎ、そして──全軍一斉に、怯まず戦うのよ!」

姫発(拳を握りしめて)「……すごい……たとえ地の利が無くても、知と備えがあれば、歩兵は最後まで抗える……!」

呂尚(優しく見つめて)「ええ。歩兵はね、逃げ場がないからこそ、最も強くあらねばならない。そして、王がその“備え”を怠らなければ、どんな兵よりも堅固になる──」

姫発(涙ぐみながら微笑んで)「……わたくし、歩兵の皆様を……もっと誇りに思います……。お姉様、最後の教え……心に刻みますわ」

呂尚(そっと手を重ねて)「おつかれさま、姫発ちゃん。兵法はまだ続くけれど──この“犬韜”は、あなたの歩みの第一章として、とても美しかったわ♡」

太史編のやさしい解説コラム

太史編(ぴょこっ!)「こんにちは〜! 太史編だよっ✨ 今回は最終回! 《戦步篇》──つまり、“歩兵の戦い方”だよっ!」

  • 歩兵ってどんな兵? 地面に立つ、戦場の基礎兵! 車や馬より遅いけど、その分“耐久力”がすごい!
  • どう戦うの?
    • 地形を活かす!(丘、険阻があれば最高!)
    • 長い武器+強い弩 → 前列!
    • 短い武器+軽弩 → 後列!
    • 交代で戦って、ジリジリ粘る!
  • 平地でどうするの?
    • 行馬(ぎょうば)=動く障壁!
    • 蒺藜(てつり)=踏むと痛いやつ!
    • 牛馬部隊で防壁を形成!
    • 壊れた車をつなげて動く陣地に!
    • 左右に強弩! → そして一気に反撃!!
  • まとめ! 歩兵は“逃げない者たち”の軍✨ 地を守り、仲間を守り、王の最後の盾になる! だからこそ、王は“備え”を怠らないこと──それが真の護りだよ!
  • 太史編(涙目でにこっ)「犬韜ぜんぶ、おつかれさまっ♡ 王も兵も、歩きながら強くなる──そんな大切なこと、覚えていてね」
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