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武経七書

55 均兵

六韜・犬韜「均兵篇」〜戦場の秤、車・騎・歩の均衡を問う刻

六韜・犬韜「均兵篇」〜戦場の秤、車・騎・歩の均衡を問う刻

登場人物

  • 呂尚(太公望):ツンデレ系ギャル。真剣モードでは冷徹にして明晰な賢者。
  • 武王(姫発):純真で礼儀正しいお姫様。今日もお姉様の兵法講義に胸をときめかせる。
  • 太史編:語尾がかわいいロリ語り部。巻末コラムで分かりやすく解説してくれる。

会話編「お姉様、戦場の“価値”って何人分ですの?」

姫発(おっとりと顔を上げて)「お姉様……ご相談がございますの。たとえば、わたくしが戦車を一輌、敵軍の歩兵部隊に向けて出しましたなら……それって、兵卒何人分の価値がございますの?」

呂尚(涼しげに笑みを浮かべて)「ふふっ、面白い質問ね。じゃあ今日は、車と騎兵と歩兵の《バランス》、つまり“均兵”について教えてあげるわ」

姫発(目を輝かせて)「まぁ……素敵ですわ! いったいどなたが、いくつの敵と釣り合うのかしら……♡」

呂尚(真顔になって)「まずは兵種の特性を知らなきゃダメ。戦車ってのは軍の“羽翼”。ガツンと突撃して、敵の要を潰して、逃げ道まで塞いじゃう。つまり《破壊と制圧》の要ね」

姫発(こくこくと頷き)「では騎兵は……?」

呂尚(指を立てて)「騎兵は“目と刃”。偵察して、負けた敵を追って、補給線を断つのが仕事。要するに《機動と制裁》の役どころなのよ」

姫発「うふふ、どちらもカッコいいですわ……♡」

呂尚「でもね、使い方を間違えると、一騎の騎兵でさえ歩兵一人に勝てないのよ」

姫発(小声で)「まぁ……そんな……でも……お姉様は、勝てますわよね?」

呂尚(くすりと笑って)「あたしが負けるわけないじゃない。でもこれは《編制と地形》の話。だから《条件ごとの換算》を教えてあげる」

平地戦(易戦)の換算

  • ️戦車1輛 = 歩兵80人分
  • 騎兵1人 = 歩兵8人分
  • 戦車1輛 = 騎兵10人分

姫発(指を折って数えながら)「では……八十人の兵で、一輛の戦車に釣り合って……十人の騎兵で、一輛の車と……あぁん、わたくし、計算が追いつきません……♡」

呂尚(苦笑して)「いいのよ、覚えるのは感じで十分。次は《険しい地形》ね」

⛰️険地戦(険戦)の換算

  • ️戦車1輛 = 歩兵40人分
  • 騎兵1人 = 歩兵4人分
  • 戦車1輛 = 騎兵6人分

姫発(小声で)「坂道では、戦車がちょっと不利なのですね……」

呂尚「そう。だからこそ、どの兵科も《適材適所》。使いこなせば……」

姫発「天下無敵……ですわね♡」

呂尚(微笑んで)「その通り。ちなみに――十輛の戦車で千人の敵を蹴散らし、百輛なら万人すら退けるの。騎兵も、十人で百人を、百人で千人を崩すことができる。それが《武の威》よ」

陣形・官制編

戦車の官制・編制

  • 五輛で一長
  • 十輛で一吏
  • 五十輛で一率
  • 百輛で一将

騎兵の官制・編制

  • 五騎で一長
  • 十騎で一吏
  • 百騎で一率
  • 二百騎で一将

姫発「まぁ、軍にも《部長》や《課長》がございますのね♡」

地形別の陣形

平地戦(易戦)

  • 戦車:五輛一列、前後四十歩、左右十歩、隊間六十歩
  • 騎兵:五騎一列、前後二十歩、左右四歩、隊間五十歩

険地戦(険戦)

  • 戦車:十輛で一“聚”、二十輛で一“屯”
    前後二十歩、左右六歩、隊間三十六歩、活動範囲二里
  • 騎兵:三十騎で一“屯”、六十騎で一“輩”
    前後十歩、左右二歩、隊間二十五歩、活動範囲百歩

武王のひとこと感想

姫発(ふうっと息をつき)「……兵科も、陣も、こんなに細やかで……お姉様は、どこまで見通していらっしゃるの?」

呂尚「ふふ、戦場ってのは、計算と直感の両方でできてるの。大切なのは、命を預ける相手が信じられるってことよ」

姫発「はい……お姉様が教えてくださる兵法なら、わたくし、きっと間違いません!」

太史編のやさしいコラム

太史編(ぴょこっと登場)「はろろ〜! 今回は戦車と騎兵と歩兵のお値段バランス、いわゆる《均兵篇》のおはなしだよ〜!」

今日のおさらい:

  • 戦車と騎兵の“価値”は地形で変わる! 平地だと戦車最強! 崖とかだとちょっと苦手!
  • 官制もばっちり把握して、戦力を正しく管理しよう!
  • 騎兵・戦車の配置には“間隔”が超大事! 近すぎるとぶつかるし、遠すぎると援護できないの!
  • 太史編(くるくる回りながら)「バランスをとるって、兵法の基本なんだね〜! みんなも自分の“強みと弱み”をうまく配置して、最強布陣を組んでいこうっ!」
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