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武経七書

49 分险

六韜「豹韜・分險篇」〜道は隘し、戦は苛烈……!姫発さま、絶体絶命の山谷決戦♡〜

六韜「豹韜・分險篇」〜道は隘し、戦は苛烈……!姫発さま、絶体絶命の山谷決戦♡〜

登場人物

  • 武王・姫発:小さな王女さま。健気で真面目、でもまだまだ不安げ。兵法を学ぶたび、心も少しずつ成長していく。
  • 呂尚(太公望):才知に溢れたギャル将帥。ツンデレだが情に厚く、姫発にはとびきり優しい“お姉様”。
  • 太史編:解説担当の元気なロリっ子ナビゲーター。難解な兵法用語も、ポップにわかりやすく♪

本文

姫発(きゅっと眉を寄せて)「お姉様……これは、なんと難しい戦場ですの……!」

呂尚(太公望)(地図を広げて)「そうよ、姫発ちゃん。ここは左に山、右に川。その逆が敵。互いに隘路を挟んで向かい合う――“分險”の構えってわけ」

姫発(おそるおそる)「まるで、逃げ道のない谷底のようですわ……。こんな場所で戦えば、どちらも身動きが取れなくなって……」

呂尚(真剣な眼差しで)「そう。だからこそ、配置と準備が命取り。油断すれば、一瞬で全軍崩れる。まずは“備え”からよ」

呂尚(指先で図を指しながら)「左にいるなら、右側の山を警戒。右にいるなら、左山が危ない。敵の視線を読んで、あたしたちの“背中”をまず護るのよ」

姫発(こくりと頷いて)「背を守る……つまり、“狙われる位置”を先に想定しておくのですね……!」

呂尚(うなずいて微笑む)「その通り♡ それから、川を渡るなら舟が要るけど、もし無ければ《天潢(てんこう)》っていう即席の筏を使うのよ。でも、渡ったあとはすぐ道を広げて、戦える布陣に整えるのが先決!」

姫発(不安げに)「道も狭く、兵も多く……もし混乱してしまったら?」

呂尚(指をピンと立てて)「だから、《武冲(ぶしょう)》っていう戦車で前後を固めて、そこに強弩(きょうど)兵を配置。さらに要所には“車で作る城”を築くの。高く旗を掲げた“軍城”よ♡」

姫発(ふと顔をあげて)「……でも、それだけ堅く守っていても、戦えば兵が疲れてしまいますわ。交代は、どうすれば?」

呂尚(にっこりと)「交代こそが、勝利の鍵。三千人単位で分けて、輪番で戦わせる。戦った者は休み、休んだ者が出る。これを繰り返して、勝つまで止めない。それが“分險の極意”よ♡」

姫発(胸に手を当てて)「……なるほど……山と水に挟まれていても、考え方ひとつで突破口は開けるのですね!」

呂尚(頭を撫でながら)「ふふっ、そうよ。状況が苦しいときほど、兵法の力が輝くの。――だから、どんな險地でも恐れないで。あたしが、ずっと一緒にいるから♡」

姫発「隘路に怯えていたわたくし……お姉様のおかげで、道が見えましたの」

呂尚「その目に迷いがなくなれば、もう勝ったも同然よ♡」

太史編のやさしい解説コラム

太史編(ぴょこんと登場!)「やっほー! 今回は《分險篇(ぶんけんへん)》だよ〜☆」

ポイントまとめ

  • “分險”ってなに?:険しい地形を、敵と分けて対峙する状態のこと! たとえば《山×川》とか《谷×崖》とかね。
  • 勝つためのコツは?:自軍の配置を整えて背後を守ること! あと、伏兵・車城・輪番交代がカギ!
  • “軍城”って?:戦車を並べて拠点を作ったもの。旗を高く掲げて“ここが本陣!”って見せつける演出つき♡
  • 戦ったら終わり?:いいえっ☆ 三千人ずつの部隊でローテーションしながら戦って、疲れたら戻って休もうね!

まとめ

  • 分險は“配置と持久戦”のハイブリッド戦法!
  • ピンチの時こそ“備え”と“冷静さ”を忘れずにっ♡
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