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武経七書

41 火战 (v1.0)

六韜「虎韜・火戰篇」〜炎の渦中で生き残れ!お姉様と学ぶ♡火攻めサバイバル術〜

六韜「虎韜・火戰篇」〜炎の渦中で生き残れ!お姉様と学ぶ♡火攻めサバイバル術〜

登場人物

  • 武王・姫発:無邪気でひたむきなお嬢様。兵法の勉強にまっすぐな情熱を注ぐ若き姫君。
  • 呂尚(太公望):ツンデレ気味なギャル兵法家。戦場では冷静な知将、姫発にはちょっと甘めなお姉様。
  • 太史編:おませロリ口調の解説キャラ。むずかしい火計をわかりやすく解説してくれるよ♡

本文

炎暑の午後。風が乾いた大地を撫で、草木は音もなく揺れていた――。

武王(姫発)(少し不安げに)「お姉様……もし、敵の領地深くまで進軍して、周囲が深い草むらに囲まれていたら……。わたくしたち、行軍の疲れで人馬ともに休みたくなるかと思いますの……」

呂尚(太公望)(真剣な表情で)「そういうときこそ、最大の危機が潜んでるのよ、姫発ちゃん。特に──風が強くて乾燥してる日はね。敵が火を放てば、一瞬で地獄と化すわ」

武王(はっとして)「火を、放たれたら……!」

呂尚「うん。敵が上風から火を放ってきて、後方には精鋭部隊を伏せてるとする。火に気を取られて動揺したところへ、後ろからドーン。三軍は大混乱よ」

武王(小さく手を握って)「で、でも……どうすれば……!?」

呂尚(キリッと指を立てて)「落ち着いて、こうするの! すぐに《雲梯》や《飛楼》を立てて、高所から前後左右を監視。もし火が上がったら――」

武王(ごくり)「わたくしたちも……火をつける……のですか?」

呂尚「正解♡ 敵より先に、こちらの前方と後方に火を放つの。草を燃やして、あえて《黒地=焼け跡》を作って、そこに移動して布陣!」

武王「まあ……燃えた場所は、もう火が来ませんものね!」

呂尚「そう。焼け跡は火が進まないし、煙で視界も遮れる。敵が来ようとしても、こっちが先にポジション取ってるってわけ。さらに、強弩兵で左右を守って、残りの草地も焼いておけば、もう火攻めは無力よ♡」

第二局面──もし敵が火を四方に放ち、大軍で襲ってきたら?

武王(息を詰めて)「お姉様……火で囲まれ、敵の大軍が迫ってきたら……!? もう、どうしようもないのでは……?」

呂尚(静かに首を振って)「まだ勝機はあるわ。こういうときは、《四武衝陣》を組んで備えるの!」

武王「し、四武衝……?」

呂尚「兵を四方に分けて、中央を守る陣形よ。しかも、強弩兵は左右に集中配置。火と煙で囲まれても、敵が入り込めないよう守りを固めるの。……ただし、この策は《勝てはしない》けど、《敗けもしない》ってやつ。“無事に退く”ことを第一に考えた陣形よ」

武王(神妙に)「……負けないということも、大切な勝利ですのね」

呂尚「そういうこと♡ 火計には機を見て動く勇気と、退く覚悟の両方がいるの。姫発ちゃんも、ちゃんと覚えておいてね」

太史編のやさしい解説コラム

太史編「“火戦篇”は、火を使った奇襲にどう備えるかってお話だよ〜! 風向き・地形・草木の状態って、ぜんぶ火計のカギなの!」

  • 雲梯(うんてい)・飛楼(ひろう)って?:高い見張り台のこと! 火を使う前には、敵の動きをぜったいチェック!
  • なんで自分で火をつけるの!?:焼けた地面はもう燃えない! 自分で火を放って安全地帯を作る作戦なの!
  • 黒地って?:燃えた後の黒く焦げた地面のこと。火がもう来ない場所だから、防御に使えるよ!
  • 四武衝陣ってなに?:四方に兵を分けて、どこからでも攻撃を受けられる布陣。ピンチの時の“守りの最終形”なんだって!

おしまいのひとこと

武王「火に囲まれても、まだ……できることはあるのですね。わたくし……もう“火”は怖くありませんっ!」

呂尚「ふふっ、いい心構えね♡ 火は恐れるものじゃなくて、利用するものよ。──でも、その火を操れるのは、“冷静な心”を持った王だけ、ってことも忘れないでね?」

武王「はいっ! わたくし、ぜったいに冷静で、強くて、民を守れる王になりますっ!」

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