忍者ブログ

武経七書

30 农器 (v1.0)

六韜「農器篇」〜すべての備えは、暮らしの中に

六韜「農器篇」〜すべての備えは、暮らしの中に

登場人物

  • 呂尚(太公望):ツンとした知性派軍師ギャル。兵法に関しては一切の妥協を許さない。
  • 武王(姫発):天真爛漫なお嬢様。素直で勉強熱心、呂尚を「お姉様」と呼び慕う。
  • 太史編:賢くてちょっとロリな司書さん。毎度おなじみ解説担当。

会話パート:国を守る力は、田畑から

武王(膝に頬杖をついて)「ねえ、お姉様。今みたいに天下が平和なとき、兵器とかお城の守りって、わざわざ整える必要ありますの?」

呂尚(微笑を浮かべて)「うふふ、姫発ちゃん……甘いわね。そういう“何もない今”こそ、いちばん大事なのよ」

武王(小首をかしげる)「ええっ、戦もないのにですの?」

呂尚(ゆっくりと語る)「そもそも兵器ってね、急に天から降ってくるもんじゃないの。人の営みの中から、自然に生まれてくるものなのよ。たとえば──」

農具と兵器の対応

  • 鋤(すき)と鍬(くわ) → 拒馬と蒺藜(てきり)になる!
  • 牛車や馬車 → 防壁や兵器運搬用の車に!
  • 蓑や笠、傘 → 盾や鎧の原型!
  • 斧や鋸や臼や杵 → 攻城兵器!
  • 牛馬の輸送力 → 補給線!
  • 犬や鶏 → 見張りの合図!
  • 織物をする婦人たち → 軍旗を織り上げる!
  • 農夫が耕す田畑 → そのまま戦場にも応用可能!

武王(感嘆の声)「わぁ……ぜ、全部、普段の暮らしにあるものでございますわ……!」

呂尚(真剣な瞳で)「そうよ。だからね、“民を豊かにする”ことがそのまま“国を強くする”ことに繋がるの。国を治めるって、まず田畑を守り、民の手を止めないことなのよ」

武王(胸に手を当てて)「……つまり、畑で耕しているお父様や、お家で糸を紡いでいるお母様が、未来の軍を支えているってこと……?」

呂尚(優しく頷いて)「その通り。戦うために鍛えるんじゃない。暮らしを守るために、鍛えられていくの。だから将来、姫発ちゃんが国を治めるなら──」

武王(きゅっと手を握って)「ええ、わたくし、きっと良い田畑をたくさん増やして、民の暮らしを豊かにしてみせます! それが、強い国の第一歩ですものね、お姉様♡」

呂尚(ふふっと微笑んで)「うん……そうやって強くなっていく姫発ちゃんの姿こそ、あたしにとって一番の誇りよ」

太史編のやさしい解説コラム:兵器って、農具だったの!?

太史編(ちょこんと登場)「今回は“農器篇”だよ〜! 実はね、昔の戦争道具って、ほとんどが“農業の延長”からできてたの!」

  • 農具=兵器:鋤(すき)や鍬(くわ)は戦時には鉄製の罠や障害物に。木材を切る斧や鋸は、攻城兵器をつくるための道具になる!
  • 家畜=補給線:牛や馬は、ただの農業用じゃなくて、大量の兵糧や兵器を運ぶ“ロジスティクス担当”だったの。
  • 衣食住=軍備:普段の織物が軍旗に。米を貯蔵する倉庫がそのまま兵站拠点に。つまり、“民の生活を整えることがそのまま国防になる”ってわけ!

Too史編(にっこりと)「天下泰平でも手を抜かないのが真の将。『平時こそ、備える時』──それが“農器篇”の教えなんだね!」

武王のひとこと感想

武王「民の営みが、そのまま戦いに繋がっているなんて……兵法って、こんなに深いものだったのですね……。お姉様のおかげで、わたくし、またひとつ賢くなれましたわ♡」

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R