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武経七書

26 军势 (v1.0)

六韜「軍勢篇」〜秘めたる勢、いざ導かん♡

六韜「軍勢篇」〜秘めたる勢、いざ導かん♡

登場人物

  • 呂尚(太公望):冷静沈着で知略に優れるツンデレ軍師ギャル。姫発のことは「親友の妹」として本気で見守っている。
  • 武王(姫発):無邪気でひたむきなお嬢様。呂尚を尊敬してやまない「憧れのお姉様」として慕っている。
  • 太史編:解説担当のロリ口調司書。真面目な兵法にも全力で解説!

静かなる勢い、まるで嵐の前の静寂のごとく

武王(ぱちっとした瞳で)「お姉様……“勢”って、一体なんなのでしょう? ただ力を集めることとは、違いますの?」

呂尚(微笑を浮かべ)「ふふっ、姫発ちゃん、良い質問ね。“勢”というのは、ただの“力”じゃないの。力をどう動かすか──それが“軍勢”よ」

武王(目を輝かせて)「どう動かすか……?」

呂尚「そう。兵の動きは、敵の動きで決まるの。敵が進めば下がり、敵が止まれば動く。その変化の“はざま”にこそ、勝機が生まれるの」

武王(神妙な面持ちで)「まるで……舞を舞うときの“間合い”のようですわね」

呂尚「素敵な喩えね、姫発ちゃん♡ しかもね、“奇策”も“正攻”も、その源は尽きることがないの。勝者は、その湧き出る知恵を止めない者なのよ」

武王「でも、その知恵を敵に知られたら……?」

呂尚(ぴたりと指を立て)「そこが肝心。“至事は語らず、用兵は語るべからず”──つまりね、いちばん大切な作戦ほど、口にしてはいけないのよ」

武王「……黙して語らず、ですのね」

呂尚「その通り。敵に知られたら終わり。“兵”とは、議されず、見られず、知れられず、判じられず……それが理想」

武王「まるで幻のようですわ……!」

呂尚(すっと目を細めて)「そう、まさに幽霊のごとく。だから善く戦う者は──軍を並べる前に勝利を得、敵の刃が届く前に勝敗を決するの」

武王「……戦わずして勝つ。それこそ、最も高貴な兵法ですのね」

呂尚「ええ。そして、そうした者は──弱く見せておいて強く、遅れているようで先んじている。敵が気づいた時には、もう負けているの」

武王(唇を結んで)「では……恐れてはいけませんのね。迷ってもいけませんのね」

呂尚「“三軍の災い、狐疑に過ぎず”──軍を滅ぼす最大の原因は、恐れや迷いなの。時機が来たら、雷より速く、稲妻より鋭く。疾く、そして狂おしく!」

武王(胸に手をあてて)「わたくしも、いざという時には迷いませんっ。──信じるものを守るために!」

呂尚(そっと撫でて)「……そうね。姫発ちゃんがその心を持ち続ける限り、どんな敵にも負けないわ。だって、それが“軍勢”の本質なんだから」

太史編のやさしい解説コラム:勢いって何?

太史編(元気に登場)「今回のテーマは“軍勢”だよっ! 力って言っても、ただの数じゃ勝てないの。勢(いきおい)って、もっとカッコイイ秘密があるんだ〜!」

  • 勢ってどう決まるの?:敵の動きを見て、こちらが変化する。チャンスは“両軍が静まった瞬間”にこそ生まれるの!
  • 奇と正って何?:奇は意外性、正は正攻法。でもね、どっちも「どっちつかず」になったら負けちゃうから、使い分けが肝心!
  • なぜ黙ってるの?:作戦はぜったい秘密! 知られた時点で負け確定。だから“至事不語、用兵不言”って言われるんだよ〜!
  • 勢いってどう活かすの?:雷のように速く、電光のように鋭く!「敵が気づく前に勝つ」これが兵法の美学……♡
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