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武経七書

19 论将 (v1.0)

六韜「論将篇」〜才能は光る石、磨かねば見えぬ

六韜「論将篇」〜才能は光る石、磨かねば見えぬ

登場人物

  • 姫発(武王):幼く無邪気なお姫さま。少し背伸びしたお嬢様口調で、呂尚を「お姉さま」と慕う。
  • 呂尚(太公望):ツンデレ兵法ギャル。真剣な話になるとギャル語は控えめになるが、語尾やノリはギャル要素あり。
  • 太史編:知識豊富なロリ風解説キャラ。兵法や将の資質をわかりやすく解説。

会話シーン

武王「論将之道奈何――将たる者の道とは、いかなるものでしょうか?」

太公望「将には、五つの“美点”と、十の“過ち”があるわ」

武王「そのひとつひとつ、ぜひお教えくださいまし!」

太公望(静かに頷きつつ語る)「五つの美点とは――勇・智・仁・信・忠よ。」

五つの美点

  • :敵はその威に怯えて近づけない。
  • :混乱にあっても己を見失わない。
  • :民や兵はその徳に集う。
  • :誰もがその言に従う。
  • :主君に二心を抱かぬ。

太公望「けれど同時に、“十の過ち”を知ることも大切よ。」

十の過ち

  • 勇があっても、命を軽んずる者:無謀ね。
  • 急いて、心が焦る者:長期戦に向かない。
  • 利を欲しがる者:賄賂に弱い。
  • 仁に厚く、情に流される者:判断を誤る。
  • 智を持っても、心が臆する者:策を使いこなせない。
  • 信を重んじすぎて、人をすぐ信じる者:騙されやすい。
  • 清廉でも、情に乏しい者:人望を失う。
  • 智に長けるも、判断が遅い者:時機を逸する。
  • 剛毅でも独りよがりの者:孤立する。
  • 弱くて他人に頼りすぎる者:操られる。

武王「そ、それでは……そのような将を、敵に見つけたら?」

太公望(冷然と微笑んだ)「十の過ちを持つ者には、必ず付け入る隙があるわ。」

十の過ちへの対応

  • 命を惜しまぬ者:奇襲を。
  • 心急く者:持久戦を。
  • 利に目が眩む者:賄賂を。
  • 情に弱き者:偽りの悲報を。
  • 臆する智者:困窮を。
  • 軽信の将:虚報を。
  • 情なき清廉者:辱めを。
  • 緩慢な者:迅速な一撃を。
  • 独断の者:その意に沿う形で操ることを。
  • 優柔不断な者:策を弄して翻弄することを。

太公望「兵とは、国家の大事。存亡の岐路にして、命運は将に懸かっている。 将とは、国家の柱。かつての王たちがもっとも慎重に選び抜いた存在よ。」

武王「……やはり、将の選定は容易ならぬものなのですね」

呂尚「そうよ。だから――」

呂尚「よく見て、よく聞いて、よく感じなさい。 人の心を読むのが、“将を選ぶ”ってことなのよ♡」

武王「お姉さま……わたくし、がんばりますわ!」

太史編のやさしい解説コラム

太史編(元気に登場)「今回は“論将篇”! 良き将の資質と、ダメな将の落とし穴を教えてくれるよ〜!」

  • 「五つの美点」って? 勇・智・仁・信・忠! これぞ将に必要な完璧な資質!
  • 「十の過ち」って? 美点があっても、行きすぎると弱点になる! 無謀、焦り、欲深さとか、全部ダメなパターンだよ!
  • 敵将の弱点の見抜き方 敵の過ちを見つけたら、そこをピンポイントで突く! たとえば、欲深い将には賄賂、優柔不断な将には混乱作戦!
  • なぜ将の選定が大事? 将は国の命運を握る柱! 選び方を間違えたら、国が滅びちゃうかも!
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