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武経七書

18 王翼 (v1.0)

六韜「王翼篇」〜才ある者よ、翼となって王を支えよ

六韜「王翼篇」〜才ある者よ、翼となって王を支えよ

登場人物

  • 姫発(武王):幼く無邪気なお姫さま。少し背伸びしたお嬢様口調で、呂尚を「お姉さま」と慕う。
  • 呂尚(太公望):ツンデレ兵法ギャル。真剣な話になるとギャル語は控えめになるが、語尾やノリはギャル要素あり。

会話シーン

武王(姫発)は玉座のそばで、真剣な瞳を呂尚へ向けた。

姫発「お姉さま……。わたくし、王として軍を率いることになりますのよね? でも、ただ立っているだけではダメだと……思うのですの」

呂尚(腕を組んで、ふむ、と一つ頷いた)「王が軍を率いるなら、ただの旗印じゃダメっしょ。 まじでヤバいぐらい有能な仲間たちが、あんたの“翼”にならなきゃね」

姫発(目がきらきらと輝いた)「翼……! わたくしに、翼が生えたら……きっと、空だって飛べますの!」

呂尚「いや、実際には飛ばないけどね? でも、王を支える存在は、まじで翼みたいなもんだよ」

呂尚「まず、将軍が軍を率いるには──その運命を握ってるのは自分自身ってワケ。 でも、全部ひとりでこなそうとしたら、即死するっしょ?」

姫発(ぷるぷると首を振った)「即死は、いやですの……!」

呂尚「だからこそ、通達できるヤツ、変化に対応できるヤツ、マジで使える仲間が大事。 将軍には、七十二人の補佐役が必要って言われてんの」

姫発「な、七十二人も……!? そんなにお友だち、できるかしら……!」

呂尚「お友だちっていうか、戦友? それぞれが専門職で、王の翼になる感じかな」

七十二人の補佐役

  • 腹心一人:軍略の要。天の兆しから突発事まで全部カバー。まさに心臓。
  • 謀士五人:危機予測・人材評価・官職決定・可否の判断、ぜーんぶこなす。
  • 天文三人:星見たり風を読んだり、天候ガチ勢。
  • 地利三人:地形とルート、利点と障害をチェック。まじでリアル地図アプリ。
  • 兵法九人:兵法オタク。分析と法の維持。
  • 通糧四人:ご飯担当。三軍が飢えないように管理してくれる神。
  • 奮威四人:勇士選抜&突撃要員。まさに風のような戦力。
  • 伏旗鼓三人:偽命令・旗鼓操作・情報撹乱。スパイっぽくてカッコいい。
  • 股肱四人:溝掘ったり壁つくったり。縁の下の力持ち。
  • 通材三人:将のミスを補完、客人接待、和解までこなすハイスペック。
  • 権士三人:奇計のスペシャリスト。変化に富む作戦を考える。
  • 耳目七人:情報屋。軍と世界の“今”を収集。
  • 爪牙五人:士気を高める広報&鼓舞担当。
  • 羽翼四人:威名を世界に広めて敵軍の心を折る。
  • 遊士八人:スパイ活動・敵の裏をかく工作員。
  • 術士二人:霊的演出で軍を幻惑・心理操作。
  • 方士二人:軍医。薬と医術のエキスパート。
  • 法算二人:金とモノの出入りを管理する会計係。

呂尚「……ぜえ、ぜえ……ちょっと長すぎたけど、こーゆー仲間たちが王の翼になるのよ」

姫発(ほぉ〜っと目を丸くして、そっと呟いた)「これが……わたくしの、翼……」

呂尚「そゆこと。だからあんたが王として羽ばたくなら、そんだけ信頼できる人材をそろえなきゃダメっしょ?」

姫発「わたくし……頑張ってみせますわ。お姉さまのように、堂々と…… 翼をひろげて、空を翔ける王になりますの!」

呂尚「王の翼とは、ただの飾りではない。 己が空を飛べるようにと、仲間が命を懸けて支える、真の力である」

次回予告

六韜「論将篇」〜才能は光る石、磨かねば見えぬ

「良き将とは何か?」 姫発さまの問いに、ギャル師匠が語り出すのは、将才の条件。 小さな背に刻まれる、未来の王のまなざしとは……!

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