文王(扇子を閉じて、静かに問いかける)「呂尚、ねえ……国を治める君主が、どうして失敗してしまうことがあるのかしら?」
呂尚(前髪をふわりと払って)「それはね……“誰を信じて、誰に任せるか”をミスるからよ。ぶっちゃけ、そこが最大の落とし穴ってわけ」
文王「まあ……やはり、人材登用こそが、国を左右するのね」
呂尚(指を立てて)「そのとーりっ☆ だから君主には、“六つの守るべき徳”があるの。『仁・義・忠・信・勇・謀』──これがそろった人材を選ばなきゃダメってこと!」
文王(優しく微笑んで)「その六つの徳、詳しく教えてくださる?」
呂尚「OK、じゃあね── ・“仁”ってのは、優しさと節度。財産を与えても、礼を失わない人。 ・“義”は、尊くてもおごらない心。高い地位を与えても、傲慢にならない人。 ・“忠”は、一度任せたら最後までやり抜く。任務を投げ出さない人。 ・“信”は、裏表ナシ。ごまかさずに誠実に仕事をする人。 ・“勇”は、ピンチでも冷静! 危険な時にも逃げずに立ち向かえる人。 ・“謀”は、どんな事態でも解決策を出せる知恵の持ち主。 ……これが“六守”よ」
文王(頷きながら)「まあ……それぞれ、行動で見極めていくのね」
呂尚「そうそう! 実際に財産を与えてみるとか、地位を与えるとか、わざとピンチにしてみるとか。そうやって“本性”が出るのを見極めるの」
文王「それなら、信頼できる人材だけが残っていくのですわね」
呂尚「それとね……もうひとつ、“三宝”ってのも大事なの。『大農・大工・大商』──この三つの柱が、国の安定を支えるってわけ」
文王「三宝……それはまた、なぜでしょう?」
呂尚「だってさ、農民がしっかり耕せば食糧は足りる。職人がいれば道具や建物も整う。商人がいれば流通も活発。三者がバランスよく動いて、国が成り立つのよ」
文王(しみじみと)「それらを乱しては、民の生活が混乱しますものね」
呂尚「そう。だからその“職業ごとのまとまり”を崩しちゃいけないの。村を勝手に分けたり、家系を崩したり、臣下が君主よりリッチになったり、都市が首都を超えちゃったり──そういうの、全部アウト」
文王「つまり……『六守』を見抜いて、『三宝』を保てば、国も君主も安泰、ということね」
呂尚(にこっと笑って、ちょっとだけギャル語に戻る)「そゆことっ♡ ちゃんと人を見る目がある君主、あと職人さんとか農民さんとか、み〜んなを大事にできる王様が……マジで最強って感じっしょ?」
文王(くすっと笑って)「ふふ……今日もよく学ばせていただきましたわ、呂尚♪」
太史編(ぴょこんと登場)「はいはーい! 今日のテーマは“六守”と“三宝”だよっ!」
「六守」って?
国を支える人材が持ってるべき六つの徳のことだよ!
これを「行動で」見抜くのがポイントだよ〜☆
「三宝」って?
「大農」「大工」「大商」のこと! 国の経済と安定のカギなんだよ。
この三つがしっかりしてると、民は安心して暮らせるの! だから、ちゃんと守ってあげてね!
「群れの崩壊」はダメ!
村や家族をばらばらにしちゃうと、不安になったり混乱したりしちゃうんだよ〜。
あとね、
……とかになると、国のバランスが崩れちゃうから注意!
まとめ
六守の徳を持った人を見抜いて重用! 三宝の仕組みを大事にして国を支える! それが……「国家安泰の道」なのですっ♡