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武経七書

大学:麗しき徳の門戸

序 - 子程子の麗しき導き

子程子曰く。「『大学』は孔子が後世に遺したまこと気高き宝よ。初学者が徳の門をくぐる麗しき鍵であり、古人の学問の順序を今に示す唯一の書よ。『論語』『孟子』はこれに次ぐ大切な導き手。学者はこの書に学び、道を誤らぬわ。」

麗しき教え:学びの第一歩を尊ぶ。たとえば、仕事で基礎を固め、輝く未来を築くわ。友人と知の基盤を共有し、絆を深めて。恋愛では、愛の礎を学びで育みましょう。

経一章 - 大学の三綱領

大学の道は、明徳を輝かせ、民を親しみ、至善に止まることにございますわ。止まる所を知れば心定まり、定まれば身安らか。安らかなら事熟慮でき、熟慮すれば宜しきを得て過ちなし。物には本末、事には終始。順序を知れば、道に近づくわ。古の明徳を天下に輝かせんと欲する者は、先ず国を治め、国を治むる者は先ず家を斉え、家を斉うる者は先ず身を修め、身を修むる者は先ず心を正し、心を正す者は先ず意を誠にし、意を誠にする者は先ず知を極める。知を極めるは物に格るにあり。物格れば知至り、知至れば意誠、意誠なれば心正しく、心正しければ身修まり、身修まれば家斉い、家斉えば国治まり、国治まれば天下平らかよ。天子より庶人に至るまで、修身を本とす。本乱れて末治まることなし。身近を厚くし、遠きを薄くすは道にあらず。本を知るは知の至りよ。

麗しき教え:修身を基盤に天下を導く。たとえば、仕事で自己を磨き、組織を高めるわ。友人に誠実な心で信頼を築いて。恋愛では、自己を正し、愛を広く輝かせましょう。

伝一章 - 明徳の輝き

康誥曰く。「徳を明らかにせよ。」太甲曰く。「上天の明命を顧み、決して失うことなかれ。」帝典曰く。「大徳を輝かせよ。」これみな自らの明徳を明らかにするを言うわ。

麗しき教え:心の光を輝かせる。たとえば、仕事で誠実さを示し、信頼を得るわ。友人に純粋な心で接して。恋愛では、愛の輝きを心から放ちましょう。

伝二章 - 日々新たに

湯王の盤銘曰く。「日に新たに、日々新たに、なお日に新たにせよ。」康誥曰く。「民を新たにせよ。」詩経曰く。「周は古国なれど、天命新たなり。」ゆえに君子は自らを新たにし、民を新たにする極致を尽くすわ。

麗しき教え:日々生まれ変わる。たとえば、仕事で毎日新たな挑戦を重ねるわ。友人と成長を励まし合って。恋愛では、愛を常に新鮮に保ちましょう。

伝三章 - 至善の居場所

詩経曰く。「王都の邦畿千里、民の止まる所よ。」また曰く。「ウグイスは茂る丘に止まる。」孔子曰く。「ウグイスすら止まる所を知るわ。人とて鳥に劣るはずなし。」詩経曰く。「文王は穆々として、徳絶えず敬に止まる。」君主は仁に、臣は敬に、子は孝に、父は慈に、国人は信に止まるわ。また曰く。「衛の武公、淇水の隈に緑竹猗猗。斐然たる君子、骨を切り玉を磨くが如し。瑟と謹厳、赫喧と威あり。斯くの如き君子、忘れられぬ。」切る磋くは学問、琢つ磨くは修徳、瑟は戦兢、赫喧は徳の威。武公の如き君は民に愛され、永く忘れられぬわ。詩経曰く。「前王忘れず。」君子は賢を敬い、親を尊び、小人は余沢を楽しみ、業に安んず。ゆえに後世、慕い忘れぬわ。

麗しき教え:正しい居場所を求める。たとえば、仕事で役割を全うし、信頼を得るわ。友人に適所で輝き、支え合って。恋愛では、愛の止まる所を大切にしましょう。

伝四章 - 徳の本源

孔子曰く。「訴訟を裁くは、わたくしも常人と変わらぬわ。民をして礼法を守り、訴えなき世にせんと欲す。」虚偽は尽くせず、徳の明らかさが民を畏服させるわ。これ明徳の本を知るよ。

麗しき教え:徳で人々を導く。たとえば、仕事で公正なリーダーシップを示すわ。友人に誠実な態度で信頼を得て。恋愛では、愛を徳で高めましょう。

伝五章 - 格物致知の極み

子程子曰く。「知を致すは物に格るにあり。接する事物の理を窮め、心の知を尽くすわ。人心は霊妙、事物に理なしとせず。理を極めずば、知も尽くせぬ。学者は既知の理を追求し、至極に至れば、心眼開け、万事通ず。表裏精粗、万理大用、明らかにせぬはなし。これ物格、知至りよ。」

麗しき教え:真理を極める。たとえば、仕事で知識を深め、成果を上げるわ。友人と真実を語り、絆を深めて。恋愛では、相手の心を理解し、愛を極めましょう。

伝六章 - 誠意の心

意を誠にするは、本心を欺かぬこと。悪を悪臭の如く憎み、善を好色の如く愛す。これ自ら快し。君子は独りを慎むわ。小人は閑居に不善をなし、君子を見れば隠すも、肺肝見透かすが如し。何の益もなし。心の真相は外に現れる。曾子曰く。「十目の視、十手の指、隠せぬわ。富貴は家を美しく、徳は身を美しく、心広ければ身安らか。ゆえに意を誠にするわ。」

麗しき教え:真実の心を貫く。たとえば、仕事で本心を貫き、信頼を得るわ。友人に真実の心で接して。恋愛では、愛を偽りなく表現しましょう。

伝七章 - 正心修身

身を修むるは心を正すにあり。怒り、恐懼、好楽、憂患あれば、心正しからず。心正しからねば、見えず聞こえず、味知らず。ゆえに心を正し、身を修めるわ。

麗しき教え:心の平静を保つ。たとえば、仕事で感情に流されず、冷静に判断するわ。友人に穏やかな心で接して。恋愛では、愛を平静な心で育みましょう。

伝八章 - 修身斉家

家を斉うるは身を修むるにあり。好悪の偏りなく、親愛に溺れず、賤しみを捨てず、畏敬を過度にせず、哀憐にみだりならず。好む者の悪を知り、憎む者の美を知るは稀なり。諺曰く。「子の悪を知らず、苗の茂りを知らず。」身修まらねば、家斉うことなし。

麗しき教え:公平な心で家を導く。たとえば、仕事で偏見なくチームを率いるわ。友人に公平な愛で接して。恋愛では、相手の全てを公平に愛しましょう。

伝九章 - 斉家治国

国を治むるは家を斉うるにあり。家を教えられねば、民を教えることなし。君子は家に在りて民を感化す。孝は忠に、弟は順に、慈は恵に通ず。康誥曰く。「百姓を愛すは、慈母の如し。」真心あれば、欲するを知る。一家仁なれば国仁、一家譲なれば国譲。君が貪れば、国乱れる。一言敗事、一人定国。堯舜は仁で民を導き、桀紂は暴虐で民を欺く。上好めば下倣う。君子は自ら仁譲を修め、民の貪を非とす。恕の心なくば、人を導けぬ。詩経曰く。「桃花咲き、女子嫁ぎて家人と睦む。」また曰く。「兄に宜しく弟に宜し。」また曰く。「儀正しく、四国を正す。」父慈、子孝、兄友、弟恭なれば、民法とす。

麗しき教え:家から国を感化する。たとえば、仕事で身近なチームを導き、組織を変えるわ。友人に家庭の愛を広げて。恋愛では、愛を家族の絆で深めましょう。

伝十章 - 治国平天下

天下を平らかにするのは国を治むるにあり。君が老人を敬えば、民は孝を、長者を敬えば民は弟を、孤児を憐めば民背かず。これ推して人の矩の道よ。無礼を憎むなら無礼を用いず、不忠を憎むなら不忠を仕えず、前の憎むを後に行わず、右の憎むを左に用いず。これ矩の道。詩経曰く。「徳ある君子、民の父母よ。」民の好むを好み、憎むを憎む。これ民の父母。詩経曰く。「南山截然、尹氏民を仰ぐ。」国君は謹慎せねば、物笑いとなる。詩経曰く。「殷未だ衆心を失わず、上帝に奉事す。」衆心得れば国得、失えば国失う。君子は徳を慎む。徳あれば民帰服、土あり、財あり、用あり。徳は本、財は末。本を疎んじ末を重んじれば、民争い奪う。財集まれば民散り、財散ずれば民集まる。理に反する言は反する言に、反する貨は反して出る。康誥曰く。「天命一定にあらず。」善なら得、悪なら失う。楚書曰く。「楚は珠玉を宝とせず、善人を宝とす。」舅犯曰く。「富貴を宝とせず、仁を宝とす。」秦誓曰く。「臣真面目、心寛容。他人の才徳を愛し、容れる。民を保ち、太平をなす。」仁者は不仁を四夷に追いやる。賢を登用せぬは怠慢、不善を退けぬは過失。人の好むを憎み、憎むを好むは天罰を招く。君子の大道、忠信なら天下得、驕慢なら失う。仁者は財を施し、不仁者は蓄える。仁君は正義をなし、財は永く用に足る。孟献子曰く。「馬を飼う家は鶏豚を争わず、氷を用いる家は牛羊を飼わず、戦車百乗の家は民を搾る臣を用いず。盗臣は害小なり。」国は私利を利とせず、公義を利とす。小人を登用すれば災い至る。公義を利とすべし。

麗しき教え:徳で天下を平らかに。たとえば、仕事で公正なリーダーシップで組織を導くわ。友人に公義を共有し、信頼を築いて。恋愛では、愛を天下に広げる心を持ちましょう。

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